現実:空想=3:7くらい

舞台の感想とか、思った事を素直に綴る。舞台って楽しい。人生って楽しい。

ちっちゃな英雄(ヒーロー)~TeamDreamとTeamSmile

ここ最近ドルステに熱中しており「みんなで!ドルフェス2015」が開催されるにあたって、ねずみ男子の出演が決まった事がきっかけで、この作品を観に行きました。この作品が上演されるまで「サンリオピューロランド」の存在も知らなかった私がとうとう年パスを作るまでに至り、それまでに感じた彼らの魅力を綴っていきたいと思います。

 

ちっちゃな英雄のお話について

楽しい!その一言に尽きるんです。分りやすいお話(子供向けなので当たり前なのですが)、爽快なエンディング。観た後にスッキリ笑顔になれる作品、大好きです。結構子供向けコンテンツ好きなんですよね。イナズマイレブンとか大好きでした。

登場人物それぞれの個性がはっきりと分かれていて、一人一人の思考回路が違うという部分に重きを置かれている。

ジョージを中心に、「ジョージ以外の登場人物たちが成長する」という構図も面白い。

 

それぞれの登場人物について・TeamDreamとTeamSmile

・ジョージ

圧倒的に輝いていて、物語の根幹を支えるのが、主人公のジョージ。優しくて、かっこよくて。ずっとキラキラ輝いてるんですよね。物語の最初から最後まで彼は「綺麗」なんです。

だって、どんだけ裏切られたり、信じてもらえなかったりしても、他の人(正確にはねずみだけど)を恨む事なんて全くなくて。すべての人間の(ねずみだけど)の理想です。喜怒哀楽がはっきりしていて、泣きたいときには泣けてしまう、そんな所も理想的過ぎて。まぶしい存在です。

特に、加藤真央さん演じるジョージ。何一つ隙がなくて。ただただカッコいい。理想のヒーローなんですよね。Smileの味方さんと結城さんはちょっとひょうきんな所があって、真央さんのジョージよりは庶民派だったかな。

そんなジョージを中心に他の登場人物たちも動いていきます。

実は私、ちょっとジョージが苦手なんですよね。苦手と言ったら語弊があるかもしれないけれど、「そんな完璧な人間(以下略)いるの?」って思っちゃうタイプ。でも、嫌いじゃないんです。むしろ好き。意見が二転三転しているみたいですがそんな事ないんです。

綺麗すぎて、怖い。いや、嫉妬ですかね。だから、ジェラルドとかハンスの方に感情移入してしまう。ただ、物語が進んでジェラルドとハンスがジョージを認めていくように、好きになるように、私もジョージが好きです。上手く表現できないのがもどかしいけれど、好きなんですよね。

真央さん演じるジョージは雲の上にいるようだけれど、味方さん結城さんが演じるジョージは2階くらいにいるイメージかな…

・ブックス

ブックスは、初見で一番感情が読めないキャラクターだった。「力にはなれないけれど君の側に居たいんだ」って。いや力になってやれよ!!って。でも、なにかと考察して辻褄を合せたい人間な私は、観ていくうちにブックスは純粋な腹黒さを含んだキャラクターなのでは?という考えに至りました。台詞のなかで、落ち込んだジョージに「僕そばにいるよ」って言うんです。「僕側にいるよ」じゃなくて。ブックスの中で、ジョージの唯一の特別になりたい気持ちの表れなのでは、と感じました。僕だけは側に居るから、って。彼の中では自然に出てきた言葉だからこそ彼の中に闇を感じました。もし、彼から自然に出てきた言葉が「僕がそばにいるよ」だったらブックスはもっとジョージの力になってあげられたんじゃないかな。この純粋な腹黒さって子ども特有の残酷さと似ている。ロベルトに真実を告げるシーンで、ブックスは初めて力になってあげなかった事を悔いて、自分の腹黒さのせいでジョージを失くしてしまった事に気づいたんじゃないかな。

西馬さんの演じるブックスは、とても弱い。ジョージにもらったどんぐりをずっと「ジョージ」って呼んじゃうくらい、ジョージに依存している。ジョージがいないと本当に何もできない印象を受けた。でも、どんぐりは早く食べた方が良いと思うよ。

花塚さん演じるブックスは、ジョージと「親友!」って感じだ。とても対等な関係に見えた。「力にはなれないけれど」と歌うときも、「力になれない事ばかりだけれど、僕にできる事はしたいんだ」くらいのニュアンスに感じる。

ところで、キャスティングスタッフはどうして「キミのお腹には幸せがたくさん詰まっている」って歌詞があるのに西馬さんをキャスティングしたのか。最近はやりの食べても太らないタイプの男子かな?(西馬さんのブックスすごく好きですよ)

・ジェラルド

ジェラルドってすごくオタク女子の心をくすぐるキャラクターですよね。わかりやすく悪役なのにとっても弱い子。ジェラルドって、ジョージを追い出すシーンで嘘はついてないんですよ。ジョージを意図的に嵌めているのに、嘘はついていない。本当に弱くてずるい子。そして、いい子なんです。家ネズミたちがすぐにジェラルドの言葉を信じて一緒にジョージを追い出しちゃう事から、ジェラルドは普段から信頼のある人物だったんでしょうね。

坂垣さん演じるジェラルドは、不器用でまっすぐな男でした。森ネズミの食料を奪いに来るシーンでも、ジョージを貶める演技をするより、自分の感情をジョージにぶつける事を優先してしまっている。こんなんじゃロベルトをだませないよぉぉぉぉ!!そんなちょっと可愛らしい部分もあるジェラルドでした。

対して磯村さんのジェラルドは、カリスマ性も備えていて、世渡り上手。深く悩みすぎないで、家ネズミとも森ネズミとも和解するんだろうなって感じました。ジョージの上手くできない部分をしっかり補えるパートナーになりそう。

・ロベルト

カッコいい兄貴!頼れる兄貴!この先も、ジョージの頼もしいパートナーになってくれるんだろうな。思い込んだら一直線で。本当にカッコいいキャラクター。私個人の印象としては、Wキャストの違いが一番あったかなぁと感じます。

加藤良輔さん演じるロベルトはもうさすがという感じですね。TeamDreamの中でとびぬけて行動のレパートリーが多い。見てて楽しい。そして、良輔さんの演じるロベルトはすごく優しいと感じました。あんまり荒っぽくないんですよね。特に、ハンスに対して。ハンスが、自分が手紙を出したと告白するシーンで、ハンスを突き飛ばしてたけど…いやすごい優しく突き飛ばしててビックリでした。笑 なんか、日に日に優しくなっているような。調べてみたら、ハンス役の斎藤さんと、歳が一回り違うんですね…。そりゃ優しいわ。一回りも年下のあんな可愛い子に「兄さん…」なんて言われたらでろでろに甘やかしたくもなるわ。

今田さん演じるロベルトは、とっても王道!って感じなロベルト。歌詞にあるように「荒っぽさは照れ隠し」な感じ。怒るシーンは本当に迫力があって。怖かったです。素晴らしい演技でした。でも、最後はハンスの頭を優しく撫でてあげてて。THE 理想の兄貴な今田さんのロベルトでした。

・ハンス

歌詞の「正直な生き方が憎めない」って、本当にその通り。すごく正直で、すごく子供。とっても可愛らしくて成人済み女(私)はキュンキュンでしたマジで。ハンスもかなりTeamDreamとTeamSmileで違う印象を受けました。2人とも可愛い弟なハンスを演じてはいるんだけどその「可愛い」の方向性が違って、すごく興味深かった。

齋藤さん演じるハンスは「腹の中になんか抱えてんな~~」って感じのハンス。「僕だけの兄さんだったのに…!」の台詞にすごく恨み辛み嫉妬とか黒い感情が渦巻いてる感じがした。でも、森を駆け抜けるシーンではジョージを気遣ってあげたりと、可愛らしい一面を見せてくれるからそのギャップが可愛かったです。

松田さん演じるハンスはもう可愛くて可愛くて可愛い。「可愛い」以上に彼に似合う言葉はないよ!「僕だけの兄さんだったのに!ぷんぷん!」みたいな感じ。最初から最後まで、甘えん坊で可愛いハンスでした。語彙力のなさが顕著に伝わる説明で大変申し訳ない。

・アンサンブルのねずみさん

アンサンブルのネズミさんは会場の盛り上げ役。本当に重要な役目を果たしていたと思う。後ろに座る子どもたちが飽きちゃわないように会場を走り回っていて。食べ物でタッチしてくれるのは、大人でも嬉しいですね。テンション上がりますよね。

その中でも、柏木湊太くんはひときわ存在感がありましたね…美形すぎません…?あんなにオーラがある子をアンサンブルに使おうと思うってすごいな…。わちゃわちゃ演技も上手だったし…是非テニミュに出演して欲しい逸材だと思いました。氷帝あたりで是非。

 

TeamStarとTeamHappyを観る前に感想を綴らねば!と思い綴ったら思った以上に長くなってびっくりですね。

本当に楽しいコンテンツなんですよ。Wキャストだと違いが本当に面白い。どちらが上とか下とかじゃなく、同じキャラクターを演じる上で、役者のとらえ方や感じ方によって全然違うキャラクターになるのが不思議で楽しい。

 

Star、Happyはどうなっていくのか。Dreamは人気が出すぎてどえらい事になってしまって、これからもピューロでちっちゃな英雄を上演してくれるのかちょっと不安になったな。

舞台自体初めてってキャストが多い中ここまでの人気を作り上げたTeamDream、TeamSmileは素晴らしいな。このことについて元々ピューロランドが好きな人はどう感じているのかは気になっていたところ。どうなんでしょう。